アラーラブロックでEDH その2
2010年9月13日 MTG攻略今回で第二弾のこの企画、今回はアラーラブロック第二エキスパンションのコンフラックスのカードについて紹介します。
その前にEDH初心者向けにちょこっとEDHのセオリーを。
・各プレイヤーの持ちライフが40点。
ライフが40ということは相手のクロックに対してノーガードでも十分間に合う。
・対戦相手のライフを合計すると120点(4人戦の場合)。
つまり、生半可のクロックでは勝利に結び着かないので「無限ターン」や「全パーマネント除去+ファッティ」のような他の手段での勝利パターンが多く、構築戦では優秀な「ヴァラクート」デッキや「赤単バーン」などでは物理的に120点削れない。
・自分のライフが40点に対し相手は3人(4人戦の場合)
すると通常のクロックでは余裕が持てる数値なのだが、3vs1になると通常構築戦よりもすみやかにビートされてしまう。
・ヘイト値(憎まれ度)という概念がある。
他の試合と違い、相手が3人いるので各プレイヤーは誰から殺すのか決めなくてはいけません。そこで何を基準に選ぶかというとこの「ヘイト値」で決まることが多いです。例えば「あいつは俺に10点のダメージを与えた」とか「あいつだけ強いパーマネントをコントロールしているのであいつが一番嫌」とかそういうことです。
上の条件から構築戦とは違った様々な展開を予測することができると思います。
「このスペルは無限ターンに入るためのスペルと勘違いされてカウンターされそうだけど、こっちクリーチャーならカウンターされないんじゃないか」
「ここでBに向かってアタックしたら、プレイヤー数を減らすためにきっとCがBのブロッカーを排除してくれるはず」
「本当はあのクリーチャーはカウンターするんだけど、きっと先にあの人をアタックするはずだからカウンターしないでおこう」 etc・・・
そういった読み合いというか騙し合いというか利用し合いという普通の構築戦にはない要素が熱いゲームです。
それでは本題に入りましょう。
『コンフラックス』
・白
《軍部政変》
説明不要の超パワーカード系ラス。スタンよりもEDHはマナが貯まりやすいのでさらに強力な呪文です。エクテンやレガシーでは使えない系カードだと思うのでEDHで有効に利用しましょう。
《崇敬の壁》
優秀なアタッカーはヘイト値(意味は上記参照)を上げることが少なくありませんが、優秀なブロッカーなら大丈夫。自分の身を脅かさないカードに対して自分の除去などを使い手札や手段を減らすのは得策じゃないからです。
・青
《エーテル宣誓会の審判人》
とてもとても優秀なクリーチャー。だが能力起動にタップが必要なので自身がアーティファクトということもあり1ターンの間生きていないことが多いので安定感はない。
《墨溜まりのリバイアサン》
とてもとても強力なファッティ。全体除去系だけカウンターしてあげれば勝利はすぐそこ。0マナカウンターを数種起用できるEDHではタップアウトしてこのクリーチャーを出してもターンが帰るまで十分守ることができます。
《練達の変成者》
スタンと違い今までのアーティファクトをほぼ全て使用できるEDHではただひたすらに優秀。
《衝撃的な幻視》
多色デッキで。
・黒
《搾り取る悪魔》
コンボデッキ用。値段も安い。
《遁走の王笏》
ターンが長引きがちなEDHではそれなりに優秀。だがヘイト値も上がる。
・赤
《苦悩火》
1vs1などの最終局面ではただ引いただけで勝ちになったりするカードだが、《誤った指図》《徴用》のような0マナで使える対象変更呪文も多いので信用しすぎるのは×。最終局面以外ではあまり活躍しない。
《世界心のフェニックス》
5色デッキでは無類の強さを誇る。フリータイミングで墓地から場に戻せるので、墓地除外系カードにも強いのが◎、値段も◎
・緑
《断片の収斂》
5色デッキ用。さすがに1枚のスペルでランド4枚サーチは強い。
《魂の威厳》
インスタントタイミングの単体除去があまり使われないEDHではそれなりに安定してドローできる。
《茨異種》
純粋にハイスペック。破壊されないからといって飛んでくる《精神の制御》系カードでコントロールを奪われても雑魚カードになるのも◎
・マルチカラー
《血の暴君》
スタンダードでは犬の糞を拾う紙だった《血の暴君》も、EDHではリアル暴君に!ターンが回るとよくわからないサイズになります。
《納骨蔵のワーム》
値段も安い優秀なファッティ。
《アラーラの子》
5マナで5色で伝説というジェネラル用クリーチャー。全体除去能力を持つジェネラルということでデッキを組む際だけでなく実際に使いまわしても超強い。しかも安い。
《衝合》
コンフラックス!!(キラリ 《残酷な根本原理》と《否定の契約》と《怒りの天使アクローマ》と《暴動》と《永遠の証人》を持ってきまーす(^ω^) さっき寄った店では198円でした。
《成金、グヮファ・ハジード》
伝説のクリーチャーだが・・・。世界にはこれをジェネラルに添えたデッキがあるらしい。
《大渦の大天使》
相手が3人いれば飛行ブロッカーをコントロールしていないプレイヤーの一人くらいはいるはず。伝説のクリーチャーならよかったのに。
《厳然たるスフィンクス》
初期ライフ40のEDHでゴッドカードなのは言うまでもなく。完全に一人が敵になりますが・・・。出るだけで効果を発揮できるカードなのでアーティファクトなのが逆にサーチの幅を広めてくれます。
《大祖始》
5色デッキの爆弾カード。素出しで普通にでてきます。
《スフィンクスの召喚士》
超優秀カード。《覇王シャルム》デッキではこれを使いまわしてひたすらシルバーバレット戦略をとることもできます。
・アーティファクト
《天球儀》
2枚もランドを引っ張れる最高クラスの無色のランドサーチカード。しかもコモンなのが◎。
・土地
《風変わりな果樹園》
全色出るデメリット無しランドとして使えます。
《聖遺の塔》
デッキに入れておくとかなり便利。三色以上のデッキだと他に入れるべき無色マナランドが多いのでちょっと微妙。
《断ち割る尖塔》
全色ランド。コモンなので組んだばかりでマナベースに不安がある人はいれておくといいでしょう。
以上でコンフラックスのEDH向けカードの紹介です。
次回はアラーラ再誕のカードを紹介します。
自分が開催するイベントのときは基本的にEDHを併催していますので、興味がある方はぜひご参加お願いします。
その前にEDH初心者向けにちょこっとEDHのセオリーを。
・各プレイヤーの持ちライフが40点。
ライフが40ということは相手のクロックに対してノーガードでも十分間に合う。
・対戦相手のライフを合計すると120点(4人戦の場合)。
つまり、生半可のクロックでは勝利に結び着かないので「無限ターン」や「全パーマネント除去+ファッティ」のような他の手段での勝利パターンが多く、構築戦では優秀な「ヴァラクート」デッキや「赤単バーン」などでは物理的に120点削れない。
・自分のライフが40点に対し相手は3人(4人戦の場合)
すると通常のクロックでは余裕が持てる数値なのだが、3vs1になると通常構築戦よりもすみやかにビートされてしまう。
・ヘイト値(憎まれ度)という概念がある。
他の試合と違い、相手が3人いるので各プレイヤーは誰から殺すのか決めなくてはいけません。そこで何を基準に選ぶかというとこの「ヘイト値」で決まることが多いです。例えば「あいつは俺に10点のダメージを与えた」とか「あいつだけ強いパーマネントをコントロールしているのであいつが一番嫌」とかそういうことです。
上の条件から構築戦とは違った様々な展開を予測することができると思います。
「このスペルは無限ターンに入るためのスペルと勘違いされてカウンターされそうだけど、こっちクリーチャーならカウンターされないんじゃないか」
「ここでBに向かってアタックしたら、プレイヤー数を減らすためにきっとCがBのブロッカーを排除してくれるはず」
「本当はあのクリーチャーはカウンターするんだけど、きっと先にあの人をアタックするはずだからカウンターしないでおこう」 etc・・・
そういった読み合いというか騙し合いというか利用し合いという普通の構築戦にはない要素が熱いゲームです。
それでは本題に入りましょう。
『コンフラックス』
・白
《軍部政変》
説明不要の超パワーカード系ラス。スタンよりもEDHはマナが貯まりやすいのでさらに強力な呪文です。エクテンやレガシーでは使えない系カードだと思うのでEDHで有効に利用しましょう。
《崇敬の壁》
優秀なアタッカーはヘイト値(意味は上記参照)を上げることが少なくありませんが、優秀なブロッカーなら大丈夫。自分の身を脅かさないカードに対して自分の除去などを使い手札や手段を減らすのは得策じゃないからです。
・青
《エーテル宣誓会の審判人》
とてもとても優秀なクリーチャー。だが能力起動にタップが必要なので自身がアーティファクトということもあり1ターンの間生きていないことが多いので安定感はない。
《墨溜まりのリバイアサン》
とてもとても強力なファッティ。全体除去系だけカウンターしてあげれば勝利はすぐそこ。0マナカウンターを数種起用できるEDHではタップアウトしてこのクリーチャーを出してもターンが帰るまで十分守ることができます。
《練達の変成者》
スタンと違い今までのアーティファクトをほぼ全て使用できるEDHではただひたすらに優秀。
《衝撃的な幻視》
多色デッキで。
・黒
《搾り取る悪魔》
コンボデッキ用。値段も安い。
《遁走の王笏》
ターンが長引きがちなEDHではそれなりに優秀。だがヘイト値も上がる。
・赤
《苦悩火》
1vs1などの最終局面ではただ引いただけで勝ちになったりするカードだが、《誤った指図》《徴用》のような0マナで使える対象変更呪文も多いので信用しすぎるのは×。最終局面以外ではあまり活躍しない。
《世界心のフェニックス》
5色デッキでは無類の強さを誇る。フリータイミングで墓地から場に戻せるので、墓地除外系カードにも強いのが◎、値段も◎
・緑
《断片の収斂》
5色デッキ用。さすがに1枚のスペルでランド4枚サーチは強い。
《魂の威厳》
インスタントタイミングの単体除去があまり使われないEDHではそれなりに安定してドローできる。
《茨異種》
純粋にハイスペック。破壊されないからといって飛んでくる《精神の制御》系カードでコントロールを奪われても雑魚カードになるのも◎
・マルチカラー
《血の暴君》
スタンダードでは犬の糞を拾う紙だった《血の暴君》も、EDHではリアル暴君に!ターンが回るとよくわからないサイズになります。
《納骨蔵のワーム》
値段も安い優秀なファッティ。
《アラーラの子》
5マナで5色で伝説というジェネラル用クリーチャー。全体除去能力を持つジェネラルということでデッキを組む際だけでなく実際に使いまわしても超強い。しかも安い。
《衝合》
コンフラックス!!(キラリ 《残酷な根本原理》と《否定の契約》と《怒りの天使アクローマ》と《暴動》と《永遠の証人》を持ってきまーす(^ω^) さっき寄った店では198円でした。
《成金、グヮファ・ハジード》
伝説のクリーチャーだが・・・。世界にはこれをジェネラルに添えたデッキがあるらしい。
《大渦の大天使》
相手が3人いれば飛行ブロッカーをコントロールしていないプレイヤーの一人くらいはいるはず。伝説のクリーチャーならよかったのに。
《厳然たるスフィンクス》
初期ライフ40のEDHでゴッドカードなのは言うまでもなく。完全に一人が敵になりますが・・・。出るだけで効果を発揮できるカードなのでアーティファクトなのが逆にサーチの幅を広めてくれます。
《大祖始》
5色デッキの爆弾カード。素出しで普通にでてきます。
《スフィンクスの召喚士》
超優秀カード。《覇王シャルム》デッキではこれを使いまわしてひたすらシルバーバレット戦略をとることもできます。
・アーティファクト
《天球儀》
2枚もランドを引っ張れる最高クラスの無色のランドサーチカード。しかもコモンなのが◎。
・土地
《風変わりな果樹園》
全色出るデメリット無しランドとして使えます。
《聖遺の塔》
デッキに入れておくとかなり便利。三色以上のデッキだと他に入れるべき無色マナランドが多いのでちょっと微妙。
《断ち割る尖塔》
全色ランド。コモンなので組んだばかりでマナベースに不安がある人はいれておくといいでしょう。
以上でコンフラックスのEDH向けカードの紹介です。
次回はアラーラ再誕のカードを紹介します。
自分が開催するイベントのときは基本的にEDHを併催していますので、興味がある方はぜひご参加お願いします。
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